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誰もが大切にしている人生の思い出の日〜本橋 雅人

本橋 雅人 プロフィール

1958年 埼玉県に生まれる。

1984年 高校卒業後、「スリジェ」「マルメゾン」を経て銀座「カフェブラン」でチーフパティシエになる。

1987年 シュガークラフトの技術を学ぶために単身渡英。

1990年 帰国後、目黒区東山にウェディングケーキ専門店「アニバーサリー」をオープン。

1994年 港区南青山に店舗を移転。

2003年 札幌店オープン

2005年 百貨店初出店。札幌大丸店「L’OLIOLI(ロリオリ)」

2006年 東京百貨店に出店、新宿伊勢丹「L’OLIOLI365(ロリオリ365)」

2006年 サンフランシスコに出店「SATURA(サチューラ)」

2010年 そごう西武ブランド「Bon+Bonne(ボンボンヌ)」プロデュース。西武池袋店に出店。

2012年 韓国ソウルに「THE MENAGERIE」をプロデュース

2016年 埼玉県和光市に「365ANNIVERSARY」をオープン

「誰もが大切にしている人生の思い出の日、『記念日』そんなお祝いの日に心を込めて手作りのケーキ作り、思い出の1ページを飾るお手伝いをしたい」

そんな想いから、洋菓子の修行をしたのち単身渡英して、本場のシュガークラフトを修得し、1990 年に日本で初めてのウェディングケーキなどの記念日をテーマにしたパティスリーをオープン。夢のあるウェディングケーキやお菓子が人気となり、現在は南青山本店、 早稲田店、札幌円山店として『アニバーサリー』を構えるほか、

有名デパート内に「L’OLIOLl365 by Anniversary (ロリオリ365)」、「Bon+Bonne (ボンボンヌ)」の3 ブランドをプロデユースする。

海外でも韓国やアメリカでプロデユースをするなど、常に新しいことに挑戦し続けている。

可愛らしさと上品さを兼ね備えた、アニバーサリースタイルのケーキデザインケーキは、ファンも多く、定期的に開かれているお菓子教室は、募集と同時にすぐに満席になることも。

さらに、花嫁(花婿)自身が作る結婚式用のプチギフト教室も大人気。また、たくさんのレシピ本も出版している。

ウェディングケーキの生産台数は、圧倒的な国内一位。これまでに累計1万台以上の

ウェディングケーキをお届けしている。

〜アニバーサリー 本橋シェフのウェディングケーキ革命

以前、日本のウェディングケーキは、食べられないイミテーションばかりでした。大切な記念日である結婚式だからこそ、おいしくて、美しいウェディングケーキで祝福できたら。

そんな思いがきっかけとなり、アニバーサリーは誕生しました。

26歳の時、「カフェブラン」のチーフパティシエになりました。僕は、最初は名店で教わったケーキを作れば間違いなく売れるだろうと思っていました。ところが、全く売れないのです。そう、僕は、それぞれのお店が築き上げたレシピを、ただ引き継いだだけだったのです。一生懸命に自分自身でレシピを生み出して、愛情を持って育む。そういう経験がないまま、チーフパティシエとなり、単に名店のレシピ通りのケーキを作っても、売れるわけがなかったのです。

どうすれば、お客様に納得していただけるケーキができるのか。悩んだ末、だした答えは教わったレシピに自分らしさを加えることにより、もっと深みを出すことができるということでした。チーフとして責任ある立場となり、気づくことができたのだと思います。

そこで、ある日、いつものショーケースの中のケーキを、全てやめてしまって、お店のケーキを、手のひらサイズのデコレーションケーキに変えてみたんです。

5センチくらいのバースデーケーキ、それを2段、3段に重ねてみる。また、ミニチュアのウェディングケーキを作って、ショーケースに飾りました。そして、それぞれに、いろんな花のモチーフを飾り付けたら「すごく面白い!」というご意見をたくさん頂くようになり、新聞や雑誌に取り上げられはじめました。

そのとき、やはり自分はこういうケーキが天分なのかと思い、ウェディングやケーキについていろいろ調べてみたのです。すると当時、ホテルや式場ではイミテーションケーキを使っていて、それが当たり前だと、誰もが思っていることがわかったのです。

でも、結婚式という大切な場で、偽物を使っているのは世界でも日本だけ。しかしそれは、式場側の都合であって、簡単であるという理由からでした。

しかし本来、大切な記念の日のケーキはそうじゃないはずだと考え、僕はウェディングケーキを専門にした店を開こうと決心し、本格的なシュガークラフトケーキを制作するために、イギリスへ修行にいきました。

記念日に食べるケーキは箱をあけた時から、わっと驚きがあって、感動がある。もともと、そういうものを追求したくてケーキ作りを始めていますから、それがエスカレートしていつの間にか、ウェディングケーキへ行きついてしまった。という感じです。

今では各店のスタッフのお陰で、ケーキデザインのバリエーションも増え、多い時で1日に100台以上のウェディングケーキを作り、お届けしています。

青山にお店を移してからは、ショートケーキや、可愛くてアニバーサリーらしいと仰っていただける焼き菓子の販売も、はじめました。

さらに、全国の方にアニバーサリーの思いをお届けしたいと、ウェディングのプチギフトや、冷凍でお送りできるデザインケーキなどをはじめとする通販事業も力をいれています。また、海外でのケーキショッププロデュースや、技術指導など年に数回海外へも足を運んでいます。美味しくて、技術の高い日本のお菓子を、世界に広めたいと思いはじめましたが、日本のお菓子の深く繊細な味や、デザインは、どんな国の人にも笑顔と感動を与えるものだということを実感しています。

このように、常に新しい事に挑戦し続けるのは、たいへんなことですが、それが僕にとっては、とても楽しいことですし、様々な出会いは、原動力となる刺激と、元気をいただけるのです。そしてそれらが、アニバーサリーの魅力に繋がっているのではと思います。

本橋雅人

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